Vol.1 センターランドツリーって?
 多摩センターの冬の恒例イベント‘多摩センターイルミネーション’。南北400m、東西200mにわたるペデストリアンデッキが交差するイルミネーションエリアの中心にそびえ立つのが、このイベントのシンボルとも言える‘センターランドツリー’です。高さ約12mのこのツリーは、正真正銘のもみの木。多摩市の友好都市である長野県富士見町から毎年寄贈していただき、はるばる多摩センターへ運ばれて来るのです。
 Vol.2 2006センターランドツリーが選ばれました
 2006年10月4日(水)、多摩センター地区連絡協議会事務局および関係者計4名で富士見町へ。町役場のご担当者数名と合流し、山道をドライブすること数十分、入笠山の山頂近くへご案内いただきました。標高約1,800m、澄み切った冷たい空気の森。たくさんの大木が立ち並ぶ中でも、四方に遮るものがなくバランスの良い紡錘形に育ったまっすぐなもみの木というのは、実はごく稀にしかありません。その上、実際に切り出すとなると、大型車両が入って作業できる道幅がある場所の近くに生えているということも必要で、条件は更に難しくなります。 しかし、今年は幸いなことに、とっておき中のとっておき、惚れ惚れするほどの見事な1本を寄贈していただけることになりました。樹高約30m、樹齢はなんと約80年! 霧の中で見上げると、神秘的な雰囲気すら漂ってきます。このもみの木がパルテノン大通りの十字路に立つ姿を想像すると、今からワクワクしてきます。
  Vol.3 いよいよ伐採です
 10/30(月)、長野県富士見町で「センターランドツリー」となるもみの木の切り出し作業が行われました。幹の下のほうの枝は不要となるので払い、ロープでグルグル巻きにして、クレーンで吊るして大型トラックに積み込みます。積み込む際には、できるだけ枝が折れてしまわないよう、細心の注意が払われますが、それでも折れてしまった枝や、元々バランスの取れない部分を整えるために、払った枝も一緒に積み込み、多摩センターの現地で継ぎ足して成形するのです。そうそう・・・切り出してみると樹齢は約55年だったそうです。見た目よりも若かった!?
  Vol.4 パルテノン大通り十字路へ!
 11/2(木)、パルテノン大通りの十字路に、大型トラックに積まれた巨大なもみの木が到着! 写真は、クレーンで引き上げてまっすぐに立たせているところです。まだ下のほうの枝ぶりが寂しくて、綺麗なツリー型にはなっていませんね。この後、安全を確保するためにしっかり固定し、形を整えるために枝を継ぎ足し・・・作業は丸1日以上。‘センターランドツリー’になるまではまだまだ色んな手間がかかります。
  Vol.5 いよいよ点灯!
 11/11(土)雨が降ったり止んだり・・・点灯カウントダウンができるかどうか、ハラハラしながら何度も空を見上げ、雨に濡れたステージを拭く関係者たち。願いが通じたのか、点灯予定の6時の空はなんとか持ちこたえ、サンリオキャラクターたちと一緒にカウントダウン! どよめきと歓声とともに、多摩センターイルミネーションが煌き始めました。十字路の真ん中にそびえ立つセンターランドツリーはまさに圧巻!